スパ開発について

  • 卓越したサービス: 高品質で、オリジナリティのあるサービス提供を徹底する。
  • 持続的なトレーニング: スタッフの技術向上とサービス改善のためのトレーニングを継続的に行う。研修、教育を充実させ顧客の期待にこたえなくてはなりません。
  • 顧客フィードバックの活用: 顧客からのフィードバックを積極的に取り入れ、サービス改善に努める。
  • 真の顧客満足は、真の従業員満足から:外部委託にしてしまうと、本当の意味での「人財」をそろえて、強い会社、強い組織にすることはできません。せっかく顧客から頂く売上の大半も外部委託業者に支払わなくてはいけないのが日本の現在の厳しいホテルスパ業界の相場です。それでしたら、中長期的な視点で、従業員に利益を還元しながら、自社で高級スパを運営したほうが、よほど経営的に成功いたします。

スパのコンセプト作りは、ターゲット顧客層に合わせた独自のテーマやストーリーの設定、競合分析をすることが重要です。例えば、地域の伝統を取り入れたコンセプトや、ホテル自体の特徴や世界観を反映したコンセプトなどが考えられます。
コンセプトに基づいたサービスやメニュー、インテリアデザインを統一し、ホテルの世界観と一貫性を持たせたり、施設とサービスの比較: 近隣のスパ施設や同クラスのホテルスパを調査し、そのサービス、価格、施設のクオリティを比較。競合の強みと弱みを理解し、それを基に独自のサービスを設計しましょう。

顧客にとっての魅力的なコンセプトを作り上げることで、リピーターの獲得や口コミによる新規顧客の増加が期待できます。

① ブランドアイデンティティの確立
スパのミッション、ビジョン、価値観を明確にし、それがどのようにゲストの体験に反映されるかを定義します。
これには、ロゴ、カラーシーム、インテリアデザインなどの視覚的要素も含まれます。インテリアデザインはスパの空間デザインもブランドアイデンティティの一部です。コンセプトに合ったインテリアスタイル、家具、照明、アートなどを選定し、全体的な雰囲気を統一しましょう。

② ゲスト体験のデザイン・一貫したブランド体験の提供
到着から退場までのパーソナライズな体験設計をしましょう。ゲストの到着時から退館時まで、一貫して高品質なサービスを提供することは、旅の思い出の一つとなり濃い印象を与えます。ウェルカムドリンク、チェックインの手続き、カスタマイズされたウェルカムメッセージなど、パーソナライズされた体験はホテルやスパへの印象を大切にします。

スパ施設の設計は『お客様にとっての快適性・無駄のない導線作り』を最大限に考慮する必要があります。
専門の設計事務所やスパコンサルタントと協力し、ターゲット顧客層やコンセプトに合った設計を進めます。例えば、静かな環境を提供するために響きにくい設計にしたり、リラックスできる待機室や細かな調整が可能な照明、内装に合ったインテリアを選ぶなどの工夫が必要です。
設計段階での詳細な計画は、後の運営に良くも悪くも大きな影響を与えます。ただ、良い建築物や設備や空間を作ればそれでいいというわけではありません。

あくまで運営する貴社のホテル、お客様視点での快適さ、コンセプトに合う空間、場所にすることが重要です。決して作り手側の価値観や先入観、こだわりを押し付けてはなりません。オシャレ≠ 快適だということを忘れないでください。

化粧品選び(ブランド決め)はとても慎重です。一部参考ポイントをお伝えします。

  • ホテルの世界観やターゲット層に合わせて選別すること
  • 価格設定、ホテル客単価を見極めて、コスト面にも着目すること
  • ありきたりな化粧品ではなく、ホテルスパに相応しく珍しい(特別感がある)ものを選ぶこと:近隣ホテルや百貨店に置いてあるブランドは避けること
  • 効果、受け入れやすさ、発注・導入しやすさ、売りやすさを視野に入れること
  • 独自性を出すなら、自社でオイルを作成すること など

初期費用は施設の規模、提供するサービス、設備の質などによって異なります。
一般的には数百万円から数千万円程度が必要です。(よく高級ホテルスパで導入されている高級ベッドでも1台100万円前後かかります)
具体的には、施設のリノベーション費用、設備購入費用、デザイン費用などが含まれます。また、スパのコンセプトに応じて、特別な設備や内装が必要になることもあります。費用を抑えるために、専門の業者に相談し、見積もりを複数取得することが重要です。

ホテルスパにとって空間作り・空間演出は極めて重要です。
お客様が快適に利用できる環境を作るのはもちろんですが、非現実的、非日常、特別な場所など楽しんで、感動を味わってもらえる環境作り、提供することが必要です。
照明、音楽、香り、カラーコーディネーションなど、五感から感じる部分を細部にまで配慮し、決して作り手側の価値観や先入観、こだわりを押し付けてはなりません。オシャレ≠ 快適だということを忘れないでください。
スパにとってインテリアデザインは、顧客の体験価値を高めるための重要な要素なのです。決して、国内だけのトレンドや価値観で判断しないことをオススメします。

維持費用にはスタッフの給与、設備のメンテナンス費用、消耗品・化粧品の購入費用、エネルギーコストなどが含まれます。一般的には月額数十万円から数百万円が必要です。
特に、高品質なサービスを提供するためには、定期的なトレーニングや研修を行う必要があり、その費用も考慮する必要があります。経費削減のためには、省エネ設備の導入や効率的な運営、細かなコスト管理が必要となります。

外部委託での高級スパでの問題は、「人、世界観の不一致、ノウハウ、長期的利益」に関する問題です。今のような日本のホテル観光業界の中では、どうしてもスパ業界の人材不足は否めず、外部委託をしたところでも、自社の採用基準に全く合わないレベルの人材が来てしまい、残念ながらトラブルにつながるところも多々あります。
内部でノウハウが蓄積されないことや、ブランドイメージが低下の可能性、高額な手数料による長期的利益の欠如、外部依存などが事例として起きています。

スパ運営について

スパスタッフの採用には、経験豊富なプロフェッショナルを選ぶことが望ましいです。身体の仕組みや美容に関する専門知識と技術を持つセラピストは、顧客満足度を高めるために欠かせません。定期的な研修やインセンティブ制度を導入することで、スタッフのモチベーション向上やスキルアップ、長期的就労を図ります。
現在は、スパセラピストの人材不足問題が大変深刻になっているため『人材を育てる』育成システムを自社内で構築しておくことを強くおすすめします。弊社でも『スパセラピストの育成代行』を行なっていますので、お気軽にお問い合わせください。詳細ページはこちら

スパメニューの作成は、顧客のニーズに応じた多様なメニューを提供するために重要です。マッサージ、フェイシャルトリートメント、ボディトリートメント、アロマセラピーなど、さまざまなメニューを用意します。また、お客様のニーズや健康状態に合わせたカスタマイズ可能なプログラムの提供や、季節やトレンドに合わせた特別メニューやパッケージプラン、スパの顔とも言えるシグネチャーメニューも必須です。ホテルの立地やスタイルによっても売れるメニューが異なる為、スパの専門家と協力し、顧客満足度の高いメニューや独自性・差別化に着目して、ゲストに特別なトリートメント体験を提供しましょう。

月に1度、月末に棚卸しを必ず行います。 トリートメントに使用するプロダクトや消耗品の在庫・製品管理、コストや消費量管理を行い、適切なタイミングでの発注と補充を確保します。弊社の内製化コンサルティングの一環として、スパ内で管理するためのExcel管理方法やファイル構築も提供可能です。

スパの競合分析は、自社の強みを活かした戦略を立てるために極めて重要です。
競合施設のサービスや料金、顧客層を調査し、自社との差別化ポイントを見つけ、競合施設の成功事例や失敗事例を分析し、学びを活かします。さらに、市場トレンドや顧客ニーズを把握し、競争力を高めるための新しいサービスやイベント、メニューを導入します。定期的な競合分析を行い、戦略を見直すことが重要です。

スパの顧客データ管理には、個人情報の保護とセキュリティの確保が重要です。顧客の個人情報を厳重に管理し、プライバシー保護に努めます。デジタル化された顧客データは、暗号化やアクセス制限を行い、安全に保管し顧客データを活用してパーソナライズされたサービスやプロモーションを提供し、顧客満足度を高めます。定期的にデータの更新と管理体制の見直しを行い、セキュリティを強化します。

第一に『ホテルスパの目的・顧客心理をしっかり理解すること』が重要になります。
街中のマッサージ店と比べるとホテルスパは高額です。そこには ’’マッサージを受ける”とうい目的だけでは無い、その先にある顧客心理を理解し、想定することが鍵となります。アンケートなどお声を聞くのも大事ですが、お客様の行動や些細な会話からの言動に注目してみてください。

その他・弊社について

可能です。弊社では、顧問制度を行っておりますので、開業後のサポートもさせて頂けます。費用に関しては、月額制となっております。ホテルスパの規模にもよりますので、詳細についてはお気軽にご相談ください。

可能です。実際に「ホテルスパのマネーシャーをしているが、スパや美容に関しては専門ではない為、メニューの構築やアプローチ方法などが難しい。」とうい現場の声も伺っております。弊社は、立ち上げだけでなく、現場の管理職の方達と連携した運営コンサルティングや人材採用サポートとしてアドバイスなどもさせて頂けます。お気軽にお問い合わせください。

  1. 紹介について
    人材紹介業者では無いのですがコンサルの一環として、弊社の人脈の中でご紹介した実績もございます。
    弊社は、育成など採用後のサポートだけではなく、それ以前の問題である『採用に向けて、どう人材を拾い上げるか』までを
    日々模索し、考え、SNSなどで発信する活動しております。
    現状、ホテルスパを知らないエステやセラピスト達から、弊社の活動を見て、興味を持ち、問い合わせがくる機会が増加しております。こういった中で、ご縁があった場合はご紹介をさせて頂くことは可能です。
  2. 採用について
    顧問契約者様であれば、採用時の技術チェックや判断ポイントなどをお伝えするなどご希望に沿ったサポートをさせて頂くことは可能です。『プロかどうかを見極める組織内の人材が必要』というご心配も不要になります。
  3. 紹介費用について
    人材紹介業者ではないので、一般的な高額な費用はいただいておりません。
    しかし、人脈を紹介するという事は極めて簡単なことではなく、双方の信頼関係やセラピスト達の人生に関わる重要な役割でもあります。それに伴いまして、弊社では成果報酬を『コンサルティング費』として頂戴しておりますことを予めご了承ください。(内訳:手数料、紹介後の人材アフターケア3ヶ月分が含まれます)
    詳細につきましたは、直接お伝えさせて頂きますので、是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。
    お問い合わせ:info@nextactionltd.com 
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